アンコールワット

 

 東西1.5KM南北1.3KMの大きさで幅約190m、長さ600mほどの寺院。ヒンドゥー教のお寺と言われるが、王自身のお墓として作られた説もある。

 第三回廊へは登れない日もあるので注意が必要。また、肌を露出した服装は第三回廊への登頂を断られる可能性もあるため気を付けよう。

 それぞれの回廊には異なる物語が描かれている。数多くのデバターもとても美しい。

 また、十字回廊には森本右近太夫の落書きも残されているので探してみてはいかがだろうか。

アンコール・トム

 

 1辺が約3キロのほぼ正方形の形をしている。クメール王朝時代の最大の都城であったとされる。アンコールトムは大きい都という意味。ベトナム人のチャンパ族によって奪われるもジャヤヴァルマン7世によって奪還成功する。中心には、微笑みで有名なバイヨン寺院がある。

 アンコールトムの中に、たくさんの寺院があるので、比較等しながら見学してみては??

タプローム

 

 12世紀後半の寺院。映画「トゥームレイダー」のロケ地でもかなり有名になった。東西1000m、南北600mほどの大きさの仏教寺院。

 ガジュマルの巨木が寺院のいたるところに絡みついている。ガジュマルの種子が鳥の糞などにより屋根の上に運ばれてガジュマルが水と土を求め地上へと根っこを伸ばし、今の形になった。植物もまた生きていることを感じさせてくれる。

 恐らく、アンコールワット、バイヨン寺院についで有名な遺跡ではないだろうか。

ロリュオス遺跡群

 

 シェムリアップ市から南東15キロの位置にある。8世紀末から9世紀にかけて栄えていた都である。

 バコン遺跡やロレイ遺跡、そしてロリュオス遺跡群の中では最古のプリア・コーがある。プリア・コーは「聖なる牛」という意味。創建当時は漆喰でおおわれ白い寺院であったが、現在は剥げ落ちてしまった。

バンテアイスレイ

 

 967年創建。シェムリアップ市から北へ約40キロ、片道約1時間。「女の砦」という意味がある。他の遺跡ではあまり使用されていない紅色砂岩とラテライで作成されている。

 「東洋のモナリザ」と呼ばれている彫刻はとても有名である。遺跡保護の観点から現在は中央塔付近は立ち入り禁止となっている。

プノンクーレン山脈遺跡

 

 プノンクーレン山には様々な遺跡がある。クパールスピアンやプノンクーレンは有名どころであろう。クバールスピアン水中遺跡はシェムリアップ市から50キロ、片道1時間半、そこから40分徒歩で山登りをする。シェムリアップ川源流があり千本リンガやヒンドゥー教の神々などの彫刻がある。乾季には川底が露出する。

 プノンクーレンはシェムリアップ市から約60キロ、約1時間、そこから30分ほど山登りをする。802年にジャヤヴァルマン2世がジャワ(現在のタイ)から独立を宣言した場所であり、クメール王朝の繁栄はここから始まった。千本リンガや数々の美しい彫刻がたくさんあるが、地雷が残っている確率があるので個人行動ではなく、必ずツアーガイドと同行すること。また、観光の時間制限があり正午をすぎると来るまでの入山ができなくなる。

ベンメリア

 

 シェムリアップ市から北東へ約60キロ、片道1時間半ほどで到着。天空の城ラピュタのモデルとも言われている遺跡である。12世紀中ごろの遺跡。

 遺跡内の樹木伐採等があまり行われていないため、寺院発見当時の雰囲気を味わうことができる遺跡である。

コーケー遺跡群

 

 シェムリアップ市から北東へ約120キロ、乾季で片道3時間(雨季は3時間半)。928年から944年ころまでの王都であった。ジャヤヴァルマン4世の死後王都は再びアンコールに戻されたため、その後放棄された。

 見どころは、プラサット・トムと呼ばれるピラミッド型の遺跡を中心に30以上の遺跡が残されている。

バンテアイチュマール

 

 12世紀中ごろの建物。シェムリアップから約160キロ、乾季だと片道3時間(雨季は4時間)。東西800m、南北600mの大きさ。2009年度から修復が始まったばかりの遺跡。外壁には有名な千手観音の彫刻がある。

 中央寺院以外は地雷が残ってるので、必ず現地ガイドと行動すること

プレアヴィヒア

 

 タイとの国境ダンレック山の山頂650mに建てられている。シェムリアップ市から約270キロ離れている。カンボジアのお金、2000リエル札にも描かれている。

 以前はタイ側からも入場できたが、現在は国境は封鎖されている。タイとカンボジアの間でこの遺跡の所有争いが起こり国際司法裁判所でカンボジアの領有が認められたが軍事衝突が起こったためである。

 北側の山道には巨大なナーガの欄干が横たわり、第二階層には乳海攪拌の彫刻が美しく残っている。山頂からの景色も美しい。

 地雷が残っているので、現地ガイドと行動を共にすること。

サンボープレイクック遺跡群

 

 7世紀前半に建てられる。前アンコールの時代の王都として栄えていた。シェムリアップ市か南東に約170キロ離れた場所にある。乾季で片道3時間半(雨季4時間半)である。

 寺院群は森に囲まれており、大まかに分けて4つのグループ、130以上のレンガつくりの遺跡から形成されている。

 八角形の祀堂や空中宮殿と呼ばれる彫刻などが有名。早稲田大学が研究・調査を行っている。